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お正月の過ごし方や縁起の良い花、門松やしめ縄はいつまで飾る?

お正月と言えばおせちや餅つき、初詣など楽しいことがたくさんできるのがお正月です。
子供からしてみればいろんな親戚の人に合え、たくさんのお年玉をもらうことが出来るので心がウキウキしてしまうイベントでもあります。
また、お正月は普段めったに合えないおじいちゃん、おばあちゃんの家に泊まりに行くという家庭も多く、仕事初めまでは里帰りをするという人も多いのではないでしょうか。
そこで、お正月の過ごし方やお正月に飾ると縁起の良い花、正月飾りなどについて見ていきたいと思います。

お正月とは?

お正月というのは、本来「歳神様をお迎えする行事」で、1年の初めにやってきてその年の農作物が豊富に実るように祈ったり、家族が元気で過ごせることを約束してくれる行事です。
お正月は1月1~3日までが三が日と呼ばれていて、1月7日までを松の内と呼びこれらを含めてお正月と言います。
中には、1月20日までをお正月という人もいて、門松や鏡餅を飾っている期間をお正月という地域もあります。
お正月は日本の恒例行事となっているのですが、お正月の風習が日本にやってきたのは6世紀頃でこの頃にはお正月がすでに存在していたと言われています。
現在のように門松や鏡餅などを飾るようになったのは江戸時代と言われていて、庶民でも手軽に門松などが手に入るようになってからと考えられています。

お正月の過ごし方

最近はおせちを食べたないという若者も増えています。
元々、おせちは三が日のスーパーがお休みになるタイミングに食べていたのですが、最近は大型のショッピングモールだけでなく、地域性のスーパーでもお正月休みとならないため、おせちを食べなくても家族が食べたいものをすぐに買いに行けるということでおせちを食べなくなりました。
しかし、本来はおせちを食べたり、お雑煮を食べたり、凧揚げをしたり、年賀状を贈ったり、お寺や神社に初詣に行くことが一般的でした。
近年はお正月の過ごし方も以前とは異なり、24時間営業の飲食店やファミレスなどで過ごしたり、ショッピングモールに福袋を買いに行ったりと過ごし方も徐々に変わりつつあります。
若い世代の人にも恒例行事となっている過ごし方は、「お寺や神社に初詣に行く」ことです。
初詣は新年の健康と幸福を祈る人が多く、有名な神社には毎年数千万人の人が初詣に出かけています。

松は門松やお正月花にして飾るのが一般的で、1年中葉を落とすことのない常緑樹として生命力から長寿を象徴する植物とされています。
また、松は昔から神様が下りてくる目印とされていたため、お正月に飾るのが縁起が良いと考えられています。
他にも生命力や長寿などの証とされている竹、利益や富などの意味がある千両、難を転じて福となすと言い伝えられている南天を飾ることによって、福が来るとも考えられています。

お正月に飾ると縁起がいい花とは?

お正月は1年の中でもっともめでたい行事として有名なのですが、お正月に飾ると縁起の良い花があることをご存知ですか。
お正月に飾ると縁起の良い花としてはキクや梅、葉牡丹などがあります。
これらの花にはそれぞれ意味があり、キクは不老長寿の妙薬として中国から伝わった花です。
天皇家の紋章にも使われている花で、昔から「キクを飾ると福が来る」と言い伝えられています。
梅は厳しい寒さの中で花を咲かせることから、忍耐や出世、開運や高潔などの意味があります。
葉牡丹に関しては、お正月の定番だった牡丹に変わってお正月の花として使われるようになり、祝福や利益などの意味があることからお正月に飾ると縁起が良いと言われています。
また、胡蝶蘭には幸せが飛んでくるという意味があり、年中出回っているバラやスイートピーなどを飾ると華やかに演出できるため、歳神様を招く目印にもおすすめとされています。

お正月飾りの門松やしめ縄はいつまで飾ればいいの?

お正月になると玄関に門松やしめ縄の飾りが下がっている家を見かけることが多いですが、これらはいつからいつまで飾るものなのでしょうか。
お正月前~お正月にかけてスーパーなどで見かけるお正月飾りは、買ってもどこに飾ったらいいか分からないという人も多いと思います。
門松の場合は庭先に1本飾って神様の目印として置かれていたのですが、神社などに左右対称に祀られていたため、いつしか門松は庭先に2本飾るようになりました。
門松を飾る時期に関しては、クリスマスが終わった12月28日頃から飾るのが一般的です。
しかし、年末は大掃除などでどこの家庭も忙しくて忘れてしまうこともあるため、28日に飾ることが出来なかった場合は30日に飾るのが良いとされています。
門松はお正月の間、庭先に飾っておき、松の日となる1月7日まで飾るのが良いと言われています。
地域によっては松の内が1月15日までのところもあり、こういった地域では1月15日まで門松を飾っているようです。

一方、しめ縄は門松と同様で25~28日の間に飾ることが多いです。
しめ縄の場合は29日や31日に飾ると良くないと言われているので、こういった日にしめ縄を飾らないように注意しましょう。
しめ縄を飾る期間に関しても門松と同じで1月7日、地域によっては1月15日まで飾っているところもあります。

尚、お正月飾りは1月15日に行われる「どんど焼き」で処分するのが良いとされています。
どんど焼きは正月飾りを一斉に集めて火にくべる行事のことで、地域によってはお正月の恒例行事として行っているところもあります。
地域でどんど焼きが行われていない場合は、神社に持って行くと処分してもらえますよ。
どんど焼きの日に当たることによって「1年健康でいられる」とされているので、お正月飾りとして使った門松やしめ縄などはどんど焼きで処分しましょう。
神社やどんど焼きに行けないという場合は、新聞紙などにくるんで神様の失礼に当たらないように処分しましょう。

鏡餅を飾る場所と飾る時期について

鏡餅は歳神様へのお供え物として飾るものです。
よって、玄関先に飾ればいいのではないかと思っている人も多いですが、飾る場所は1つではありません。
鏡餅の飾る場所については一番大きなものをリビングまたは玄関先に飾り、少し小さい鏡餅については仏壇や神棚にお供えしましょう。
他にも、台所や洗面所、トイレなどに鏡餅を飾るのも良いとされています。

鏡餅をお供えする時期は、門松などと同様に12月28日が適切とされていて、鏡開きとなる1月11日まで飾るのが一般的です。
鏡開きでは鏡餅を小さく割ってお雑煮やお汁粉などに入れて食べるのが風習となっています。

まとめ

このようにお正月は故郷である地元に家族を連れて帰ったり、地元で生活をしている人達は友達とワイワイ楽しく過ごすという人も多いです。
お正月はおせちやお雑煮、餅つきや初詣などをして過ごすことが多く、お正月飾りとして門松やしめ縄、鏡餅などを飾る家庭もあります。
お正月は1年に1度、家族の健康や農作物が豊富に実るように祝うイベントで、門松やしめ縄などは歳神様の目印として飾られます。
門松やしめ縄などを飾るのは12月28日で、この日に飾れなかった場合は12月30日に飾りましょう。
門松やしめ縄は松の日となる1月7日まで飾るのが一般的で、松の日を過ぎたら飾りを取り外し1月15日に行われるどんど焼きで処分しましょう。
鏡餅の場合は12月28日~1月11日まで飾り、鏡開きに家族で食べるのが一般的です。

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