お花をプレゼントされた際や結婚式のブーケなど、楽しかった・嬉しかったものをいつまでも良い思い出として残しておきたいという人は多いですよね。
こういった思い出はすごく特別なものなので、いつまでも大切に保管したいと思うのですが、ブーケはお花なのですぐに枯れてしまいます。
そこで、プレゼントされたお花やブーケなどを長く保存する方法をご紹介していきます。

プレゼントされたお花やブーケなどを長く保存する方法：その①切り花として楽しむ

プレゼントされたお花やブーケなどを長く保存する方法としては、切り花として楽しむというのが一般的です。
切り花として楽しむ場合は少しでも長くお花を保存することが出来るので、楽しかった・嬉しかった思い出に浸ることが出来ます。
切り花として楽しむときは茎を切れ味のいいハサミで丁度いい長さに切り、水に浸かる部分の葉っぱを取り除いて花瓶に活けましょう。
プレゼントされたお花やブーケのお花がぐったりしていて元気がないと感じるときは、切り口を出した状態で新聞紙でくるみテープで新聞紙が開かないように固定して、深めのバケツに入れてお花を元気にしてから活けましょう。
また、切り花を長く楽しみたいという場合は、お花を活ける際に延命剤を使ってバクテリアや細菌を抑えましょう。

プレゼントされたお花やブーケなどを長く保存する方法：その②ドライフラワーにして楽しむ

2つ目の保存法はドライフラワーにして楽しむ方法があります。
ドライフラワーにすることにより、切り花よりも長く楽しめます。
ドライフラワーを作るときはハッキング法やグリセリン法、ドライヤーを使った時短効果などでドライフラワーが簡単に作れますよ。
ハッキング法でドライフラワーを作るという場合は、輪ゴムやゴムひもなどを使ってお花を結び、逆さまに吊るした状態で乾燥させます。
ハッキング法を行うときはブーケのまま吊るしてしまうと、乾燥するまでに時間がかかってしまうので、ブーケをばらして乾燥させるのがおすすめです。
グリセリン法でドライフラワーを作る場合は、グリセリン溶液と熱湯を1：3の割合で混ぜ、液体が冷めたら花瓶に注いでドライフラワーにしたい花を活けるだけとなります。
この方法であれば日陰で10日間程度保管すれば、ドライフラワーが作れますよ。

ハッキング法やグリセリン法は時間がかかると感じる場合は、ドライヤーによって短時間でドライフラワーを作るのがおすすめです。
ドライヤーでドライフラワーを作る場合は、紙袋の中に逆さに花を入れて紙袋の中に温かい風を当てるだけとなります。
この方法であれば5分程度でお花を乾燥させることが出来るので、時短効果が期待できます。
しかし、ドライヤーでドライフラワーを作るときは、お花に直接温風が当たらないようにするのがポイントで、温風が直接お花にあたってしまうと傷んでしまうので注意しましょう。

ドライフラワーに向いているお花はヒマワリやバラ、カスミソウやラベンダーなどなので、こういったお花をプレゼントされた場合はドライフラワーにするのがおすすめです。

プレゼントされたお花やブーケなどを長く保存する方法：その③押し花として楽しむ

3つ目の保存法としては押し花として楽しむ方法があります。
押し花はラミネートをしてしおりとして使ったり、ハンドメイドとして楽しんだりすることが出来ます。
押し花を作るときは押し花にしたい花びらを選んで、ティッシュで挟んだお花をさらに新聞紙などで挟み、上から重しをするために本を置いておくと完成します。
最近は押し花用の乾燥シートやマットなどもあるので、こういったものを使うと簡単に押し花が作れますよ。
この状態で数日～1週間程度保管すると、お花が乾燥してペッタンコの状態となるので、額に入れてインテリアとして使ったり、しおりやハンドメイドとして使い、スマホケースやアクセサリーなどにして保管しましょう。

また押し花は電子レンジでも手軽に作ることが出来るので、数日～1週間も待てないという場合は、電子レンジで作るのがおすすめです。
電子レンジで押し花を作る場合は、段ボール2枚とクッキングペーパー、ティッシュペーパーや輪ゴムを用意し、段ボールの上にティッシュを置いて花びらをティッシュで挟み、さらに上から半分に折ったクッキングペーパーを重ねた後、段ボールを重ねて輪ゴムで固定します。
電子レンジは1分を目安に温めて短時間で乾燥させるのですが、暖め過ぎると花びらの色が変色してしまうので注意しましょう。

プレゼントされたお花やブーケなどを長く保存する方法：その④植えて育てる

4つ目の保存法はお花を植えて育てるという方法です。
この方法であればドライフラワーや押し花などよりも、もっと本格的にお花を残すことが出来ます。
特に、バラやアジサイなどは初心者でも育てやすいお花なので、プレゼントでもらったお花やブーケを鉢に移して根が出るのを待ちましょう。
しっかりと根が出れば、地面に植え替えても大きく育つので本格的にお花を残したい場合におすすめです。
よって、家に庭があるという場合は、プレゼントでもらったお花を植えて花の成長を見守りましょう。

プレゼントされたお花やブーケなどを長く保存する方法：その⑤プリザーブドフラワーにして楽しむ

5つ目はプリザーブドフラワーにして保存する方法があります。
プリザーブドフラワーとは専用の溶液でお花の色を抜き、その後染料で色付けをして乾燥させるというものです。
お花の色や柔らかさなどを実際のお花に似た状態で残せるので、ドライフラワーよりもおすすめな保存法です。
プリザーブドフラワーを作るときは茎の部分を2～3㎝くらいの長さになるようにカットし、水切りをしてから脱水や脱色を行います。
その後、グリセリンと水を2：1の割合で混ぜ、インクを数滴たらして着色用の溶液を作ります。
着色用の溶液が出来たら脱水・脱色したお花の茎を浸して、直射日光が当たらない場所で1日保管します。
溶液は電子レンジで35度くらいに温めてから使用すると、お花が溶液を吸い上げ溶液が全体に行き届くようになります。
着色が出来たらお花を溶液から取り出し、キッチンペーパーなどで拭き取ったら乾燥材を入れた容器に移し、2日程度日陰で保管すればプリザーブドフラワーが完成します。
プリザーブドフラワーは湿気に弱いので、プリザーブドフラワーとして楽しむ場合はケースに入れて除湿剤などを使うのがおすすめです。
市販で販売されているプリザーブドフラワーの寿命は5年程度と言われているのですが、日本では湿気が多いので2～3年が寿命と言われています。
保存方法が悪いと色が変色したり退色してしまう可能性があるので、18～25度程度の適した温度の場所に置いたり、直射日光を避けて保管することが大切です。

まとめ

このようにプレゼントとしてもらったお花やブーケなどは、上記であげた方法によって長期間楽しむことが出来ます。
切り花としての寿命は1週間～10日と言われているのですが、数日程度切り花として飾りその後ドライフラワーにすれば長期間にわたりお花を楽しめます。
いつまでも貰ったお花を思い出として置きたいということであれば、押し花にしてハンドメイドにしてみたり、お庭に植えて育てることでお花を残すのもおすすめですよ。
貰ったままの状態でお花を残すことは出来ないのですが、少し手を加えることで良い思い出として保管することが出来るでしょう。