上司が転勤・異動するときに
お礼のプレゼントを選ぶポイント
毎年3~4月頃になると企業によっては人事異動が行われるため、お世話になっている上司の転勤や移動が決まるということも、よくある話です。
上司の転勤・移動が決まった場合は送別会の準備だけでなく、移動する上司に感謝の気持ちを込めたプレゼントを用意した方がいいでしょう。
しかし上司とあまり話したことがなく、個人的にどんなものが好みか分からないということもあると思います。
そこで上司が転勤や移動になった際に渡す、プレゼントの選び方について紹介します。
感謝の気持ちが伝わるもの
上司が転機や移動が決まったときは、今までの感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈りましょう。
感謝の気持ちが伝わるプレゼントとしては、普段もらうことが少ない花束やプリザーブドフラワーなどがおすすめです。
ただ物をプレゼントをしたくても好みが分からない、どういったものを欲しがっているのか分からない、ということもあるでしょう。
そんなときは、花束やプリザーブドフラワーなどのプレゼントであれば、わざわざショップに行かなくてもネットなどを使って購入できますし、花の種類も様々な物から選べるため、手軽に用意できるものが多く揃っています。
花束は持ち帰るときに大変な思いをすることもあるものですが、プリザーブドフラワーはボックスなどに対っているタイプであれば、そのまま飾ることができ持ち運びも便利なので、プレゼントとしても重宝されています。
季節を意識したプレゼントにする
花束やプリザーブドフラワーなどをプレゼントするときは、季節に合わせた花をプレゼントするのも良いでしょう。
3~4月と言えば桜をイメージする人も多いですが、他にもこの頃に花を咲かせるものはたくさんあります。
3~4月におすすめの花はフリージアやネモフィラ、ミモザアカシアやゼラニウムなどで、春の花として有名なチューリップやガーベラ、ポピーやバラ、マリーゴールドなどをプレゼントするのもいいでしょう。
花束やプリザーブドフラワーなどをプレゼントするときは、ちょっとしたメッセージカードなどを添えて贈りましょう。
普段使いできるアイテム
花束やプリザーブドフラワーなどは一般的に感じることから、もっと人と違った物をプレゼントしたいと思う人もいるでしょう。
人と違う物をプレゼントしたいときは、オフィスで使えるアイテムや、出掛ける際に持ち歩ける物をプレゼントすると喜んでもらえると思います。
普段使いできるアイテムとしては、名刺入れやタンブラー、コインケースやペンケース、パスケースやカードケースなどが良いでしょう。
ネクタイやハンカチ、PCカバーやPCケースなど、仕事やオフィスで使えるアイテムをプレゼントすると、移動先などでも使ってもらえるのではないかと考えられます。
体の疲れに効果的なアイテム
転勤や移動のときには周りの人に気を使うことが多くなり、新しい仕事を覚えることもあるため、心身の負担が増える時期です。
こういったことを考慮して、プレゼントを選ぶときは体の疲れを癒してくれるアイテムをプレゼントするのもいいでしょう。
心身の疲れを癒してくれるアイテムは、日常的に使ってもらえるので、プレゼントとしてもらっても喜ばれることが多くなります。
アイテムとしては、ネックピローや美しい姿勢を作ってくれるクッション、アロマディフューザーやアロマキャンドルなどが良く、部屋の香りを良くして心身の疲れを取れるようにプレゼントを選ぶのであれば、リードディフューザーなどもおすすめです。
転勤する上司が女性であれば、香りで心身が癒されるボディクリームやバスオイル、入浴剤などをプレゼントしてみるのもいいと思います。
お菓子の詰め合わせ
転勤するのが男性だったり、あまり話したことがない上司のときは、何をプレゼントすればいいのか困ってしまうこともあるでしょう。
そのようなときは、花束と一緒にお菓子の詰め合わせなどをプレゼントするのもいいと思います。
お菓子の詰め合わせは男女を問わず喜んでもらえますし、お菓子が嫌いという人は少ないでしょう。
お菓子の中でも好みが分かれるようなものは避け、バームクーヘンやヨックモック、フィナンシェなどの洋菓子をプレゼントしてみましょう。
転勤するのが女性の場合は甘いものが好きな人も多くなりますので、チョコレートやマカロン、シュークリームやロールケーキなどの洋菓子をプレゼントすると喜んでもらえるでしょう。
一方で年配の方が転勤や移動になるときは、せんべいやまんじゅう、大福などの和菓子系をプレゼントしましょう。
最近はネットでも珍しいお菓子やスイーツなどを手軽に購入できるので、お菓子をプレゼントするときはネットなどで人気が高いスイーツなどを調べて贈るのもいいかもしれません。
ネットでしか買えない限定品や、レア度の高いお菓子ほど喜んでもらえるでしょう。
上司へのプレゼントを選ぶ際の予算
上司が転勤や移動になりプレゼントを用意するときは、大体いくらくらいの予算で選べばいいのでしょうか。
今までの感謝の気持ちを込めてプレゼントをするのであれば、あまり値段が高くなりすぎないように注意しましょう。
値段が高いプレゼントをもらった場合は、受け取るのを躊躇してしまうこともあるからです。
プレゼントの価格が高すぎると、お返しをしなければいけないと思わせてしまうこともあり、返って気を使わせてしまうこともあります。
上司へのプレゼントを用意するときは、相手に気を使わせないくらいの物をプレゼントすることが大切です。
上司の転勤祝いのプレゼントとしての相場は5,000~50,000円程度と言われていて、個人でプレゼントを用意するときには大体5,000円くらい、複数人でプレゼントを用意する場合は50,000円くらいで考えるのが一般的です。
高級ブランドなどはもらう相手が申し訳ないと思ってしまうことがあるため、できるだけノーブランドの物をプレゼントした方がいいでしょう。
上司へのプレゼントで好ましくないもの
上司へのプレゼントを用意するときには、上司の性格や関係性によって避けた方が良いものもあります。
上司へのプレゼントとして好ましくないものとしては、踏みつけるという意味がある履物やスリッパ、見下した意味がある下着、気を引き締めなさいという意味があるベルトなどが挙げられます。
こういったものは、できるだけ選ばないようにしましょう。
勤勉に、という意味がある万年筆やボールペン、縁を切るという意味のハサミやハンカチ、勤勉に励んでほしいという意味の鞄や時計なども控えた方がいいでしょう。
しかし転勤や移動する上司がこれらを欲しがっているときは、「欲しいと言っていたので上質な物をプレゼントさせていただきます」と一言付け加えると、上司との関係性が崩れることもないと思われます。
上司が転勤や移動になったとき、プレゼントする物としては花束や普段づかいできる物、お菓子などがおすすめです。
しかし上司が花粉症だったときは、花についている花粉で症状が悪化してしまうこともあるため花束は避け、オフィスで使える物や心身の疲れを癒してくれる物をプレゼントしてみましょう。
上司の好みに関しては、少しリサーチすれば普段どんな物を使っているかが分かるので、そこからプレゼントを考えるのも良いかと思います。
プレゼント選びにはある程度の予算を立て、相場よりも高くならないように注意して、相手に申し訳ないと思わせないような物などを選ぶことがポイントです。