不気味で可愛らしいアレンジメント
ハロウィンは新型コロナの影響もありイベントなどは自粛傾向にありますが、親しい友人のみの少人数でホームパーティーを行う人が増えています。
1年に1度のイベントを盛り上げたいのであれば、可愛い仮想やハロウィンの飾りつけなどはもちろんのこと、それにプラスしてハロウィンをイメージしたお花も飾ってみてはいかがでしょうか。
最近はお花屋さんでもハロウィンを意識した関連商品を販売しているところも増えています。
ハロウィンとは
ハロウィンは古代ケルト人の秋の収穫祭「サウィン祭」が起源となっています。
古代ケルト歴では10月31日は1年の終わりを意味していて、来世との境目が曖昧になり故人の魂が家族のもとに戻ってくる日と言い伝えられてきました。
この日は故人をなくした家族にとって1年に1回の特別な日ですが、悪霊や魔女が現れ、作物を荒らしたり、子供をさらったりするという信仰も広まっていたことから、収穫祭の夜に仮面をつけて仮想し、悪霊や魔女を追い払う儀式が行われました。
時は代わり、長い年月をかけてヨーロッパやアメリカに伝わって各宗教や風習と結びつきながら発展してきたのがハロウィンです。
メキシコではオフレンダという祭壇にガイコツの飾りつけやマリーゴールド、ご先祖様や故人の好きだった食べものなどを装飾することもあります。
○どうしてカボチャを飾るの?
カボチャの飾りであるジャック・オ・ランタンは悪魔をだまして生きながらえた男の子が、死後は天国・地獄にも行けずカブで造ったランタンを持ち、暗闇を彷徨っていたという話から、カボチャの中にキャンドルを灯して飾るようになったのが始まりとされています。
カボチャをお化けのような顔にくり抜くと魔よけの高価が期待できるとして、悪霊から身を守るためにハロウィンにはカボチャを飾るようになり、現在ではハロウィン=カボチャと連想されるようになりました。
日本ではハロウィンになると大勢の人々が仮想して新宿などの街を練り歩くのが恒例となっていますが、新型コロナウイルスの影響から大規模なイベントなどは自粛しなくてはならなくなり、ホームパーティーなどで可愛い仮想をして楽しむのが習慣となりつつあります。
部屋の飾りだけでなく、お花でもハロウィンの演出をすれば、パーティーはもちろんのこと自宅でも季節感を演出できます。
○ハロウィンといえば「オレンジ」と「紫」
ハロウィンはカボチャカラーのオレンジをイメージすることが多いので、ハロウィンに合わせてお花を飾る際はオレンジ色のお花を探すのがポイントです。
またオレンジ色のお花に紫のカラーをプラスすれば、オレンジのお花をより引き立たせることができ、お部屋の飾りともマッチしてきれいに演出できます。
ハロウィンにおすすめの花
ハロウィンにはガーベラやダリア、バラやマリーゴールドなどのお花がおすすめです。
○ガーベラ
ガーベラは華やかさがあり、花弁の形や色もはっきりしていることからハロウィンにピッタリです。
ハロウィンの飾りに劣ることもないため、存在感を失うこともありません。
オレンジだけでなく、赤や黄色などの暖色系を選んで活ければ、お部屋の飾り付けの効果も相まってきれいに見えるでしょう。
○ダリア
ダリアはボール咲きやボンボン咲きなど様々な種類があり、花言葉には裏切りや不安定などの怖い意味もありますので、ハロウィンには打って付けのお花です。
○バラ
バラは大人っぽい印象があるのですが、他のお花とあわせてアレンジすることで存在感をより引き出すことができます。
バラの色は赤やピンク、白などのカラーだけでなく、たくさんありますのでお部屋の飾りつけをイメージしながら、色を選ぶことがポイントです。
○マリーゴールド
マリーゴールドは公園の花壇などでも見たことがあるくらい身近なお花で、オレンジカラーのマリーゴールドを選べばお部屋の飾りを引き立てたり、気分をより一層高めてくれます。
またマリーゴールドはお花の持ちもいいので、切り戻しを行えばハロウィンが終わった後でも長く楽しむことができます。
お花を使ったフラワーアレンジ
ハロウィンに合わせてお花を飾るときは、暖かみのあるアレンジになるように、花瓶は透明のものを選ぶのがおすすめです。
透明の花瓶ならキャンドルなどの光を集めきれいに放ってくれるので、ハロウィンの雰囲気をより一層高めることができますし、可愛く演出してくれるので幅広い年代の方が活用できます。
またお花は花瓶に活けるだけでなく、ドライフラワーみたいに逆さに吊るしてお部屋に飾ってみるのもいいでしょう。
逆さに吊るす場合はカボチャに見立てた、ほおずきなどを束にして飾るとハロウィンっぽい飾りになりますので、殺風景な場所がある場合はほおずきを逆さに吊るして、ハロウィンの飾りとして活用してみてはいかがでしょうか。
○活けたお花を長持ちさせる方法
ハロウィンに向けて活けたお花も、パーティーが終わった後にすぐに捨てては勿体ないです。
活けたお花でもきちんとお手入れすれば日持ちさせることができますので、できるだけ長くお花を楽しみましょう。
花瓶などに活けたお花は冷房の風が当たらないところに置いたり、できるだけ涼しい場所に置くのがおすすめです。
冷房の風が当たったり、気温の差が激しい場所に置いてしまうとお花がすぐに枯れてしまうので注意しましょう。
また定期的に花瓶を洗ったり、水切りをするとお花の茎が新鮮な水分を補給できるようになるため少し枯れ始めていたものでも、再度きれいに咲いてくれる可能性があります。
枯れてしまった部分は取り除き、枯れていない部分に栄養がいきわたるようにお手入れすることがお花を長持ちさせるポイントです。
○ドライフラワーにするのもおすすめ
花瓶に活けたお花は枯れる前にドライフラワーにするのもおすすめです。
ハロウィンの飾りに合う色を選んでいる場合は暖色系となり、ドライフラワーとしてお部屋に飾っても可愛らしく、おしゃれに演出してくれます。
ドライフラワーであれば花瓶の水を替えたり、水切りなどを行う必要もないのでお手入れが非常に簡単で、お花も長持ちします。
お部屋に飾ったドライフラワーはカビや退色が見られない限り、飾り続けることができます。
きれいな状態で楽しめるのはドライフラワーにしてから3ヶ月程度で、直射日光を避けたり湿気や埃が付かないようにすれば、半年から1年程度はお部屋に飾ることもできます。
ドライフラワーは埃が付くと害虫を寄せ付ける原因となってしまいますので、埃が付いていると思ったら優しく払ったり、ブロアーブラシ・エアダスターで埃を飛ばしたり、メイク用の柔らかいブラシを使って埃を落とすのがおすすめです。
ハロウィンは長い年月をかけて日本に入ってきた文化で、国によっては宗教や風習の違いなどからオフレンダに骸骨のオブジェやマリーゴールド、故人の好きだったものや食べ物などを装飾したりするところもあります。
国内ではホームパーティーなどで様々な衣装でコスプレして、可愛く変身して楽しむのが一般的となっています。
ホームパーティーを行うときはお花でもお部屋の飾りをより引き立てられるよう、オレンジのガーベラやダリア、バラやマリーゴールドなどのお花を活けておしゃれに演出するのがおすすめです。
お部屋がきれいに飾られていれば、ホームパーティーに来てくれた友達も満足してくれますし、また来年も同じ仲間でハロウィンパーティーを楽しむことができるでしょう。
活けたお花はお手入れ次第で長持ちさせることができますし、ドライフラワーにすれば活けたお花よりも長い間楽しめます。
お花屋さんでもハロウィンにピッタリの生花・ドライフラワーが売られています。
またハロウィンをモチーフとした飾り付け小物を扱うお店も多くなっていますので、次回のハロウィンはお花屋さんで装飾を考えてみてはいかがでしょうか。