暑い夏でも庭を彩る夏の花
夏の暑い時期はたくさん水をあげてもすぐに乾いてしまうため、水やりが追いつかなくなったり、気温が高いことから土の中の水が温かくなってしまい根を傷めてしまうこともあります。
ガーデニングに慣れていない人は最初から手入れが難しい種類を選んでしまうと、すぐに花が枯れてしまうこともあり、自分にはガーデニングが向いていないのではと諦めてしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、初心者でも育てやすいものから始めるのがおすすめです。 そこで、ガーデニング初心者でも育てやすい、強い夏の花について紹介していきます。
・育てやすい花の特徴
ガーデニング初心者の方には、気温の高い地域が原産の花を選ぶことがポイントです。
夏の暑い時期は水やりをしてもすぐに土が乾いてしまうので、水枯れをしても枯れにくい花を選ぶと、水やりが追いつかなくなったとしても花が枯れる心配はなくなるでしょう。
サンク・エール
サンク・エールは、真夏でも常に花が咲き続けるのが特徴です。
育てやすい花なので、ガーデニング初心者の方にはおすすめです。
こちらの種類には青や水色、ピンクや白など色々なカラーがあるので好みのものを選びやすく、農薬を使わなくても虫がつかないため、初心者でも失敗しにくい花だと言われています。
サンパラソル
サンパラソルは暑さに強い花です。
根に水分を蓄える特性があるので、土がすぐに乾いてしまっても根から水分を補給することができ、2~3日水やりを忘れてしまっても枯れることはありません。
初夏から秋まで長く楽しむことができ、赤やピンク、ホワイトやイエロー、ニュアンスカラーなどバリエーションも豊富です。
サンパラソルには、他にもサンパラソルビューティやサンパラソルジャイアントなどの種類があります。
サンパラソル
コンパクトに咲くので鉢植えが向いています。
サンパラソルビューティ
つるがぐんぐん伸びるため、トレリスや支柱などで立体的なアレンジにするといいでしょう。
サンパラソルジャイアン
つるが伸びて大きな花を咲かせるので、グリーンカーテンなどにしてみるのもいいでしょう。
フェアリースター
フェアリースターは小さい花をたくさん咲かせる種類なので、夏の暑さが本格化する前に植えておくと、夏から秋にかけてお花を楽しめます。
また、花がら摘みが不要で初心者でも育てやすいのが特徴です。水やりは、土がしっかり乾燥していたら鉢底から流れるくらいたっぷり水をあげることがポイントです。
センニチコウ
センニチコウは花壇や鉢植えなどに使われる花で、夏の暑さにも強い花だと言われています。
濃いピンクや淡いピンク、白やオレンジなどカラーバリエーションも豊富で、初夏から秋まで花を楽しむことができます。
サマーミスト
サマーミストは直射日光が当たらない場所で育てる際にもおすすめの花で、夏の暑い時期にもたくさんの花を次々と咲かせるのが魅力です。
花のボリュームをアップさせたいときは植え付けから2~3週間程度「摘芯」を2~3度繰り返すと、芽数が増えてボリュームのある株になります。
マリーゴールド
マリーゴールドはキク科の一年草で、夏の暑い時期に強くて花壇や寄せ植えなどにも使われることが多いです。
丈夫で育てやすいと言われているため、初心者の方でも育てやすいのが特徴です。
イエローやオレンジ、白や赤など様々なバリエーションがあり、花の大きさも大輪から小輪まで様々なものがあります。
・トレニア
トレニアは一年草または多年草で花壇や鉢植え、寄せ植えにも使われています。
花の形が唇形で花色が野生のスミレに似ていることから、別名ナツスミレやハナウリクサなどとも呼ばれています。
夏の暑さと害虫に強く、1株でもボリュームのある花に育ちます。
青や紫、白やピンク、黄色などバリエーションが豊富で、ガーデニング初心者でも育てやすいのが特徴です。
ロフォス
ロフォスはつるがぐんぐん伸びるので、グリーンカーテンなどにおすすめの花です。
特に特別な手入れをしなくてもつるが伸びていき、つるの向きを上下左右に誘導すれば色々な場所につるが伸びていくので育てやすいのが特徴です。
ピンクや白などのカラーがあり、花の色彩も楽しめるお洒落な花として知られています。
インパチェンス
インパチェンスはツリフネソウ科の一年草で、熱帯アフリカが原産なので夏の暑い時期にも強い花であり、高温多湿を好むのが特徴です。
夏真っ盛りになると色とりどりの花を咲かせてくれるので見ていても楽しいですし、赤やピンク、オレンジや白などバリエーションも豊富です。
ニチニチソウ
ニチニチソウはキョウチクトウ科の一年草で、庭植や鉢植えなどに使われる花です。
こちらの種類は夏の暑い時期に適していて、昔は薬草としても使われていました。
花びらは1枚が5つに分かれているのが特徴で、梅雨の時期や寒い季節が苦手な花だとされています。
ペチュニア
ペチュニアはナス科の多年草で、夏の寄せ植えの素材としても人気がある花で、種類も豊富なのが特徴です。
一重や八重咲きなど色々なものがあり、花の大きさも大輪から小輪まで様々で毎年新種が販売されています。
夏の暑い時期は土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるくらいたっぷり水を与えることがポイントで、冬は室内に取り込むことで越冬できる場合もあります。
ペンタス
ペンタスはアカネ科の多年草で熱帯アフリカなどが原産なので、夏の暑い時期にも強い花です。
鉢植えや寄せ植えに使われることが多く、日当たりが良くて風通しが良い場所で育てることがポイントです。
寒さに弱い傾向があるので、冬は室内の窓際に置いてできるだけ日が当たるようにしましょう。
アメリカンブルー
アメリカンブルーはヒルガオ科の多年草で、過湿を嫌うので日当たりが良いところで育て、土の表面が乾いたらたっぷり水をあげるのがポイントです。
こちらの種類は鉢植えや寄せ植え、花壇などに使われています。
アメリカンブルーのカラーは青のみですが、美しい花がたくさん咲くのでとてもきれいな花です。
ジニア
ジニアはキク科の一年草で、夏の暑い時期にも花が休むことなく咲き続ける強い花です。
赤やピンク、白やイエローなどのバリエーションがあり、最近は新しい品種も続々と登場しています。
ビビットなカラーやシックなカラーまで色々なので、様々なカラーを育ててみるのも楽しいでしょう。
ケイトウ
ケイトウはヒユ科の一年草で、鶏のトサカに似ている花をつけることからこの名が付けられました。
こちらの種類は原産がアフリカ、アメリカの熱帯地域なので夏の暑い時期にも強く、ガーデニング初心者でも育てやすいのが特徴です。
赤やイエロー、オレンジなど様々なカラーが登場しています。
ガーデニングに慣れていない方は、夏の暑い時期に強い花から育てることで花を枯らさずに育てることができます。
花を育てることに慣れていない場合は1種類から始め、水をあげるタイミングや量、育てるときのポイントなどを注意しながら、ガーデニングに慣れていくことが大切です。
ガーデニングを楽しんでいくうちに花を育てることにも慣れていくので、徐々に難しい花の種類に挑戦していくといいでしょう。
育てられる花の種類が増えることでお庭も華やかになっていきますし、色々な花の寄せ植えや花壇などを作ってガーデニングを楽しんでみるのはいかがでしょうか。