香りの良い花10選。香りの効果も紹介。
心身の疲れやストレスなどを軽減させるためには、ホッとできる空間やゆっくりくつろげる空間を作ることが大切です。
香りにはストレスを軽減させる効果があると言われています。
植物には生命維持のために良い花の香りを放つ性質があり、各部屋に香りの良いお花を生けることでホッとしたり、ゆっくりくつろげる空間を作ることができます。
そこで、部屋に花を生けたときに良い香りがする花とその効果、購入時期やどこに花を設置したらいいのかについて紹介していきます。
良い香りを嗅ぐとストレスを軽減できる
アロマテラピーと同じように、花の香りにもストレスを軽減させる効果があることが分かっています。
人間の体は香りを嗅ぐと芳香成分が鼻の粘膜から脳に伝わり、自律神経を刺激して心や身体に快や不快な感情を与えると言われています。
そのため、心地良い香りを嗅ぐことで心身が落ち着き、リラックスすることができ、ストレスを軽減さることができると考えられています。
ラベンダー
ラベンダーの香りは交感神経と副交感神経のバランスを整える効果があり、リラックス効果をもたらしてくれると言われています。
ラベンダーの開花時期は5~7月で、この頃になるとお花屋さんでもよく見かけるようになるでしょう。
切り花を購入して部屋に飾っておくだけでも、ストレスを軽減できると思います。
花瓶を設置する場所は寝室やリビングなど、主に自分がいる場所や快適に過ごしたいと思う場所に設置することがおすすめです。
ラベンダーには安眠効果もあるので、数ヶ所に置いてリラックス効果を実感してみるのもいいかもしれません。
バラ
バラには甘くて華やかな香りのダマスク系、紅茶の香りのような優雅な香りのティー系があります。
ティーローズの香りには鎮静効果や安眠効果、美肌効果があると言われています。
香りを嗅いだ後の脳波測定ではラベンダーよりも鎮静効果が高いことが分かっていて、ロサ・キネンシスやモダンローズなどの種類も登場しています。
ロサ・キネンシスは5月初旬くらいにお花屋さんに並び始めるので、この時期を目途にお店に足を運んでみるのはいかがでしょうか。
モダンローズはロサ・キネンシスとは異なり、四季咲きで春から秋まで花が咲くことから、取り扱いしているお花屋さんに行けば冬以外の季節であれば購入できます。
ゆっくりくつろぐ部屋に花を生けておき、照明を落として音楽を聴いたり、読書をすることで心が穏やかになってリラックスできるのではないかと考えられます。
クチナシ
クチナシは別名ガーデニアとも呼ばれていて、イライラや不安を和らげてリラックスさせる効果があるとされています。
ネガティブになってしまい睡眠が浅くなったり、なかなか寝付けない時などはクチナシを寝室に飾ることで眠りやすい状態にすることができます。
クチナシは梅雨時期の中旬頃から終わりにかけてお花屋さんに出回ることがあるので、クチナシの花を部屋に飾りたい方はこの頃にお店に行ってみましょう。
ゼラニウム
ゼラニウムはグリーンフローラルのような香りで、ゼラニウムから抽出される精油を使ったフローラル系の香りも人気があります。
自律神経やホルモン分泌のバランスを整える効果があるとされています。
精神的なストレスからくる体の不調や女性特有の症状を和らげたり、心の緊張をほぐす、不安やストレスを和らげるといった効果も期待できます。
気持ちが高ぶってなかなか寝付けない時は、寝室にゼラニウムの花を飾るとよく眠れるようになり、ホルモンバランスも良くなる可能性があります。
ゼラニウムの開花時期は4~6月、9~11月です。
この頃になるとお花屋さんでゼラニウムが出始めるので、切り花として購入して寝室などに生けてみるのはいかがでしょうか。
ライラック
ライラックの香りには心を落ち着かせる効果があり、不安定な心を和らげてリラックスさせる効果が期待できます。
ライラックには新陳代謝を高める効果もあることから、ダイエットにも効果的だと考えられています。
ライラックは4~6月に咲く春の落葉樹で、一般的に販売されている花とは違うため、お花屋さんによっては取り扱いしていないところもあります。
スズラン
スズランの香りは疲れを癒し、集中力を高める効果があると言われています。
リモートワークが増えている今、最もおすすめな香りでもあり、書斎などに置いてリモートやデスクワークなどを行えば集中力を高められるので、仕事でもいい結果が出るのではないでしょうか。
スズランは通常5~6月くらいにかけて花が咲きますが、温度調節をして早い時期に花を咲かせた株が3月頃に出回ります。
お花屋さんに行けば切り花だけでなく苗としても購入できるので、部屋の中やガーデニングなどで楽しんでみるのはいかがでしょうか。
ネメシア
ネメシアは、バラの香りやフルーティな香りなどを楽しめる花です。
バイカラーの小さいな花がとても愛らしく、部屋に飾っても彩りがよくて心地良い香りを満喫できます。
ネメシアにはライチグレープやハニーピーチ、バニラチェリーやバニラシトロンなど4つの種類があり、風の通り道になるところに花を設置すると部屋中に花のいい香りが行き渡ります。
ネメシアの開花時期は主に3~6月で、品種や環境によっては真夏や真冬以外は咲き続けるものもあります。
チューベローズ
チューベローズの香りには高いリラックス効果があるとされていて、ネガティブな気持ちを明るく開放的にしてくれる効果が期待できます。
頭の中をスッキリさせてくれるので、仕事が立て込んでいるときや悩み事があるときなどにおすすめです。
さらに、チューベローズには気持ちを高揚させてセクシーな気分を盛り上げる催淫効果があると言われているので、魅力をアップさせたいときにもおすすめと言えるでしょう。
チューベローズは7~9月が開花時期となっているので、この頃になったらお花屋さんを除いてみるとチューベローズがお店に並んでいるかもしれません。
ハニーサックル
ハニーサックルの香りはイライラや不安など、ネガティブな感情を鎮めて心を穏やかにする効果があります。
精神や気分を高め、官能性を引き立てる香りとも言われています。
ハニーサックルは甘くて爽やかな香りで、寝室などに花を飾るとイライラや不安が解消されるので良い睡眠がとれるのではないかと考えられます。
ハニーサックルの開花時期は5~10月で、お花屋さんによっては取り扱いしているところもあります。
チョコレートコスモス
チョコレートコスモスとは、チョコレートの香りがする花です。
バニリンと呼ばれるバニラフレーバーの原料になっています。
一般的なコスモスに比べてシックなカラーをしているのが特徴で、3~5月下旬、9~10月下旬頃までお花屋さんで販売されています。
チョコレートのような香りがするということもあり、チョコレートの香りと同じような効果が期待できるのではないかと考えられます。
花の香りには色々な効果があるので、花を部屋に飾ってリラックス効果や心を落ち着かせる効果などを実感してみましょう。
部屋に花を飾るときは、普段くつろいでいる場所や寝室などに設置するのがおすすめです。
寝室などに良い香りのする花を飾ることで心身共にリラックスすることができ、イライラや不安を緩和させることができるでしょう。
眠れない時やネガティブになりがちなときは、心までリラックスできる花を飾りましょう。