サクマ フラワーノート

クリスマスリースは
手作りできる?

クリスマスをイメージすると、クリスマスツリーやリースなどを思い浮かべる方も多いことと思います。

クリスマスの象徴とも言われるクリスマスツリーやリースには由来や意味があり、リースもできたものを買おうとすると結構高いものなのですが、材料さえ100円均一やお花屋さんで購入すればリーズナブルな価格で手作りできます。
リースを手作りするときにおすすめの花や手順、日持ちする方法などについてご紹介させていただきます。


クリスマスにリースを飾る理由


クリスマス自体はキリスト教に由来するものなのですが、リースはキリストの由来ではありません。

リースの起源は古代ローマ帝国にて、花や葉などで作った輪をお祭りやお祝いの際に冠として身に着けることが始まりと言われています。
ローマの人々には特別なものとして扱われたとのことです。

古代オリンピックが開催された際、勝者には月桂樹のリースが贈られるなど、様々な要因から各地に広まっていき、その後リースは冬至や新年などのお祝い事にも使用されるようになりました。

時代を経てキリスト教でもリースを飾りつけとして用いることが多くなり、クリスマスにはクリスマスツリーとリースを飾るようになりました。


クリスマス リースの意味


リースには「永遠の愛」や「豊作祈願」、そして「魔よけ」といった意味があると言われています。
リースの形が輪っかになっていて、終わりも始まりもないということから、永遠のシンボルとしてヨーロッパでは幸福のお守りとして用いられています。

またリースは冬でも青々と茂った常緑樹が農作物の豊作、赤ヒイラギが太陽、松ぼっくりが生命を表しているとも言われており、新年や春に向けての祈願も込められていました。

リースは魔よけともされていて、常緑樹であるヒイラギの葉には悪いものから身を守ってくれると言い伝えられています。
さらに、この常緑樹の葉には抗菌作用や殺菌作用などがあることから、ヒイラギを使ったリースが広まっていきました。


クリスマス リースはどんなカラーが一般的?


リースはでき上がっているものを購入して玄関のドアに飾ったり、部屋にインテリアとして飾ったりして楽しむことができるのですが、でき上がっているものは結構お値段が高くなることもあり、自分でリースを手作りすれば様々なカラーやデザインに仕上げることができますので、楽しみが倍増します。

リースを作るときはクリスマスカラーである赤や緑、白などのカラーを入れるのが一般的なのですが、手作りの際は固定概念にとらわれることなくリースを手作りできるので、赤や緑、白などのカラーはもちろんのこと、ゴールドや黄色、くすみカラーなどを使って可愛いさを演出してみるのもいいでしょう。


クリスマス リースを手作りするときにおすすめの花


リースを手作りするときはクリスマスを象徴する花である「ポインセチア」を使うのもおすすめです。
ポインセチアは大きな赤い花が特徴で、リースをより華やかでゴージャスに仕上げることができます。

ポインセチアの花はこの季節になるとお花屋さんでも常に見かける種類ですので、リースを手作りするときに困ったりすることもありません。

また花の女王とも呼ばれているバラとゴールドの装飾品を使ってみるのもいいでしょう。

バラは色々な表情を見せてくれるお花で、フラワーアレンジメントなどでも使われることが多く、お花屋さんではクリスマスシーズンであれば、たくさんのバラが販売されています。

赤だけでなく、青や紫、ピンクなどお好みのカラーを選べるのも手作りならではです。

クリスマスのリースを手作りするときはコットンフラワーやライスフラワーなどを使うとおしゃれなリースに仕上がります。

コットンフラワーは手芸などでよく用いられるもので、ふわふわとしていて柔らかいイメージがあるので、リースに装飾すれば雪を連想させたり、柔らかな印象のリースを作ることもできます。

ライスフラワーは小さな花蕾が米のように見えることから名前が付けられ、蕾から開花までの鑑賞期間が長いため、ドライフラワーやフラワーアレンジメントなどでも活用されています。

またリースの装飾品としても相性がいいため、花やモミなどを引き立ててくれる役割もあります。


クリスマス リースを手作りするときの手順


リースを手作りするときは、まず土台となる輪っかを作るため、モミやヒバ、コニファーなどのフレッシュな常緑樹やウッド系の輪っかを用意しましょう。
ウッド系の輪っかを選ぶときは仕上げた大きさをイメージして、お好みのサイズを選びましょう。

15cm程度にカットしたモミやヒバ、コニファーなどを3本程度束ねて、リースの土台に沿うようにしっかりワイヤーで固定し、巻き付けるように徐々に巻き下がっていくときれいに仕上がります。

モミやヒバなどを1周巻き付けたら、最初の束の部分にしっかり巻き留め、巻き初めのワイヤーと巻き終わりのワイヤーをねじってカットし、ワイヤーの端はモミなどの材料の中に隠して見えないように処理しましょう。

リースの土台ができ上がったら松ぼっくりやベル、お花などの装飾品をクルーガンでしっかり付けていきます。
この際、全体のバランスを見ながらつけていくことがポイントです。
同じ間隔で装飾品を配置していけば、華やか且つゴージャスなリースに仕上がります。


手作りリースの日持ちは?


リースの土台として使用したモミやヒバなどは最初は青々としているのですが、カットしてから3~4ヶ月程度経つと段々色が褪せていくため、リースを作るときは11月上旬から下旬くらいに手作りするのがおすすめです。

またモミなどの葉は日光と強い風にあたると葉に含まれている水分が蒸発し、色あせしやすくなってしまいますので、玄関のドアに飾るリースを手作りするときは11月下旬~12月上旬に作って飾った方がいいでしょう。

飾るときは直射日光が当たらない場所を選んだり、強い風が吹き込まないところを選んで飾るとリースが長持ちしますので、クリスマスまできれいな状態を保てます。

室内に飾る場合は暖房の風が直接当たらない場所、窓の光が差し込み長時間日光が当たらない場所に飾ることがポイントです。

生花を使っている場合は同じリースを翌年も飾ることはできませんので、新たに作り直すことをおすすめします。

毎年違ったリースを手作りすれば、クリスマスが来るのがより楽しみになり、お家をライトアップしている場合はドアまでおしゃれに演出できます。

毎年手作りできるか分からない場合は生花ではなく、ドライフラワー用の乾燥した材料を使ってリースを手作りすると長年使用することができます。

乾燥した材料を使えばアンティークなお部屋や外観にもピッタリで、水やりなどの手間もなくなりますので簡単に長く楽しめます。

クリスマスのリースはお花屋さんで購入可能ですが、自分で作ってみたいという場合もお花屋さんで相談をしてみてはいかがでしょうか?

お花屋さんにはリースづくりに必要なものが全て揃っています。

手作りしたリースは翌年には使えないですが、毎年作る楽しみができるのでクリスマスが来るのが待ち遠しくなるでしょう。

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