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お彼岸とは?お墓参りに必要なものと服装、注意することとは?

1年の間に春と秋でやって来る「お彼岸」、あなたはお彼岸をどんな風に過ごしていますか。
地元から地方に出ているという人は、お彼岸のシーズンに里帰りして家族と過ごしたり、お墓参りをするという人も多いでしょう。
そこで、お彼岸のシーズンやお彼岸に行うことなどをまとめてみました。

・お彼岸は春分の日と秋分の日の年に2回ある

お彼岸は年に2回あり、春分の日と秋分の日を含め前後3日を含めた計7日間のことを言います。
年に2回あることで春は「春彼岸」、秋は「秋彼岸」と呼ばれることもあります。
春分の日と秋分の日は昼と夜の時間が均等になる日と言われていて、死者や先祖の供養をする日として大切にされている習慣です。
春分の日の意味は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ためのもので、秋分の日は「先祖を敬い、亡くなった人々をしのぶ」ためのものと言われています。

・お彼岸は何をする日なの?

お彼岸はお盆や大晦日などに匹敵する大きな行事で、故郷に帰りお墓参りをする人も多いと思います。
お彼岸にお墓参りをすることによって、お盆や大晦日などに里帰りをしない場合でも、きちんとお墓参りをすることが出来ます。
普段は仕事やプライベートなどが忙しい人でも、こういった時期が目安となるので「お墓参りに行かないと」と意識することが出来ます。
お彼岸のシーズンとなるとスーパーなどではお彼岸にお供えをするものとして、砂糖菓子で出来たお菓子などを見かけるようになります。
お彼岸には他にも、ぼたもちやおはぎなどもおすすめで、春はぼたもちの花のお菓子や秋はおはぎの花をお供えしましょう。

・お彼岸にぼたもちやおはぎを食べる意味は?

お彼岸にぼたもちやおはぎを食べるのは、小豆が入っているからです。
小豆は栄養価が高く縁起物と言われていたのですが、大変高価な食材であったため食べることが少なかったと言われています。
また、小豆は赤い色をしていることから、魔除けや長寿を願う色とされていて、死者や先祖をしのぶお彼岸に小豆を使用したあんこをお供えしたのが始まりとされています。
こういったものをお供えすることによって、先祖や死者へ心を込めることにより、先祖を敬いしのぶことが出来ると考えられています。

・お彼岸でお供えをする花

普段のお墓参りでは菊を中心とした切り花をお花屋さんやスーパーなどで購入し、お墓に生けるというのが一般的ですが、菊でなければならないという固定概念はありません。
中には、亡くなった人が好きだった花、思い出の花などをお墓に生ける人もいます。
お彼岸のシーズンにおすすめの花は「彼岸花(ヒガンバナ)」で、きれいな紅色をしていることから秋の到来を感じさせる花なので、秋分の日にお墓参りをするという場合におすすめです。
お彼岸でお墓に備える花を選ぶときは、トゲのないものを選んだり、ツルが伸びないもの、毒のある花は避けたほうがいいでしょう。
トゲのある花は攻撃性があると思われてしまうため、お供えをした先祖に失礼にあたってしまうことがあります。
よって、バラやアザミなどの切り花は、亡くなった人が好きな花だったとしても控えたほうがいいでしょう。
また、ツルが伸びる花は成仏できないことを連想させてしまうため、お供えをする花としては不向きです。
ツルが伸びる代表的な花と言えばスイートピーやクレマチスなどがあるのですが、お墓にはお供えをしないほうがいいでしょう。
毒のある花をお彼岸にお供えするのは無礼にあたるため、スイセンやスズランなどの花はお彼岸にお供えしないようにしましょう。

・お墓参りに必要なものとは?

普段からあまりお墓参りをしないという人は、お彼岸にお墓参りをする際に何を準備したらいいのか分からず、手ぶらで行ってしまう可能性もあります。
お墓があるお寺などにはお水が出る水道、お水を入れたりすくったりする柄杓や手桶、ほうきなどがあるので、掃除に必要なものとしては雑巾やごみ袋などを持って行きましょう。
他にはお数珠やお線香、ライターやお供え物、飲み物や花などを持って行きましょう。
また、お線香に火をつけるときにロウソクを使うという場合や掃除の際に軍手を使用したいという場合は、その時々に応じて必要なものを用意しましょう。

・お墓参りをするときの服装とは?

お彼岸ではなく普通の日にお墓参りをするということであれば、私服でも問題はないのですが、お彼岸となるとどんな服装でお墓参りをすればいいのでしょうか。
お彼岸の場合は先祖を敬い、しのぶ気持ちが大切となるのでフォーマルな服装にするのが一般的です。
フォーマルな服装といっても派手なカラーを控え、赤や黄色、ブルーなどパッとした明るい色の服は避けましょう。
フォーマルな服装を選ぶときはグレーや茶、黒などの落ち着いた色味を選択し肌があまり露出しないものを選びましょう。
お彼岸のお墓参りにふさわしくない服装としては、毛皮やファーなどの生き物を殺したことを示す装飾品です。
こういったアイテムは殺生をイメージさせてしまうので、肌寒さを感じた場合はレースのは織物やカーディガンなどを羽織りましょう。

・お墓まりの正しいマナーとは?

お墓参りに関してはこうしなければならないというものはありません。
家族や先祖、親戚のお墓参りをするときは、敬う・しのぶ気持ちを大切にして気軽にお墓参りをしましょう。
お墓参りでは香、花、とうしょく、浄水によって亡くなった人を供養しましょう。
お墓参りの基本はお墓の周りの掃除から始め、落ち葉や雑草などを取り除き、墓石に打ち水をしたり雑巾などできれいに拭きます。
その後、持参したお供え物のおはぎなどをお供えし、ロウソクに火をつけてお線香を手向けます。
お線香を手向けたら合掌礼拝を行い、家族や先祖への感謝の気持ちや自分の想いなどを伝えましょう。
それぞれの家族によって、お墓参りの仕方が異なるので、正しいマナーというよりは家族や先祖に合わせたお墓参りをしたほうがいいでしょう。
お寺や霊園によってはペットを敷地内に入れてはいけない、火災防止のためお線香をあげてはいけないなどの決まりがあるので、その決まりに沿ってお墓参りをすることも大切です。
お彼岸でお墓参りをするときはマナーよりも、家族や先祖を敬うことが大切となるので、精いっぱい真心を込めて供養しましょう。
大切に思っていること、真心を込めて供養することによって、お墓参りをした家族やあなたに災難が訪れるのを防げるでしょう。

このようにお彼岸は昔からある日本の風習で、お彼岸にはお墓参りをするのが一般的です。
お墓参りに行くときはお彼岸用のお供え物やおはぎなどをお供えしましょう。
また、お墓参りに持って行く切り花は種類に注意して、トゲやツル、毒のないものを選びましょう。
せっかくお彼岸にお墓参りをしても、先祖に失礼にあたることをしてしまっては意味がないので、お彼岸にふさわしい花もしくは家族が好きだった花をお供えしましょう。
服装については肌が露出しないもの、毛皮やファーなどのアイテムは控え、黒やグレーなどのフォーマルな衣装でお墓参りをしましょう。
お墓参りをするときはお墓があるお寺などの決め事に従い、正しくお墓参りをするのがポイントです。
ペットがダメ、お線香に火をつけたらだめというところもあるので、家族やお寺、霊園などに事前に確認をしてから行けばスムーズにお墓参りが出来ると思いますよ。

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