サクマ フラワーノート

花鉢をより長く楽しんでいただくために トラブル時のケア方法

花が好きなのに花鉢を購入しても毎回枯らしてしまう、という人は意外と多いと思われます。

植物を枯らしてしまうくらいなら植物は育てない方がいい、と極端に考える方もいるでしょう。

花の知識が少なかったり、育て方が悪ければ、どんな花でもすぐに枯れてしまいます。

本気で花を育てたいと思ったときには、まず買ってきた花の基礎知識を身につけることが大切です。

花の種類によって水のあげ方も異なりますし、どんな場所に置いた方がいいのかなども覚えておくと、花を枯らす心配もなくなります。

どんなに注意をしていても、花はいつかは枯れてしまいます。

買ってきた花鉢が枯れてしまっては心もブルーになりますので、花鉢をより長く楽しむために、トラブルが起きたときのケアについて紹介したいと思います。

花鉢の知識を身につけておくことが大切

花鉢は種類によって育てる環境が異なるので、花鉢を買ってきた後に育て方やどこに設置すればいいのか、といった知識を身につけておくことが大切です。

育て方が適切であればすぐに花が枯れてしまうこともなくなりますし、多年草であれば毎年花を咲かせてくれるようになるでしょう。

花を枯らしてしまう原因

花が枯れてしまう原因は、いくつもあります。

毎日の水やりや花を置いた場所の日当たり、風通しや肥料、根詰まりや害虫などによって花を枯らしてしまうこともあるのです。

花は水をあげなければ育つことはありませんが、水が足りていない場合は十分な水分を吸い上げることができないため、買ってきてすぐに枯れてしまうこともあります。

そのため水のあげすぎには注意が必要で、水が多すぎると根が呼吸できなくなり、水にずっと浸かっている状態となるため、根が腐ってしまいます。

水やりは順調だったのに花が枯れるときは、日当たりや風通しが良くないのかもしれません。

花鉢はプランターで育てている花とは違い、小さいものであれば持ち子が簡単なので、直接日光が当たらない場所や室外機の風が当たらない場所を探しましょう。

特に夏場は、暑い日差しが長い間当たってしまうと花にも良くないので、置き場所に関しては1日のうちに数時間くらい日が当たる場所に設置をすることがおすすめです。

風通しに関しては、悪いところよりも良いところに花を置くと、水やりの後に土が適度に乾くので水はけが良くなり、根が枯れてしまう心配もないでしょう。

肥料は鉢の植え替えをする際に必須になり、花付を良くしたりすることができるのですが、あまりにも多量に与えすぎてしまうと花が枯れる恐れがあるので注意しましょう。

害虫によっても花が枯れてしまうことがありますので、殺虫剤入りの肥料を使って虫が近寄らないようにすることも大切です。

水やりが原因で花が枯れそうなときのケア方法

水のやり過ぎが原因で花が枯れそうになっているときは根腐れを起こしている可能性があるので、花を植え替えることで再び元気になってくれることがあります。

そのため植え替えをするときは、根の腐っている部分を取り除きましょう。

1度腐ってしまった根には培養土などの栄養が豊富に含まれている土は不向きなので、栄養が少ない土に移し替えましょう。

植え替えをした後は、花が枯れないやや乾燥したくらいの水をあげて、土にしっかりと根を張るまで様子を見てみましょう。

一方で葉っぱの表面が乾いて変色していたリ、花全体が萎れている場合は水分が不足していることにより、枯れてしまった可能性が高いです。

完全に枯れてしまった花を修復するのは難しいのですが、萎れている状態であれば、たっぷり水をあげて様子を見るといいでしょう。

このときの水の量としては、鉢の底から水が溢れ出すくらいがベストです。

花鉢よりもワンサイズ大きな容器を用意して、その中に水を溜めて少しの時間鉢ごと浸けておくと、再びキレイな花を咲かせてくれるようになるでしょう。

水やりが原因で花が枯れてしまったときは、これらのケア方法を行うと同時に水の量を調節して、再び花が枯れないように注意しましょう。

日差しが原因で花が枯れそうなときのケア方法

花は直射日光を浴びすぎてしまうと枯れてしまい、日光が不足することで元気がなくなることもあります。

直射日光が当たり過ぎた場合は、日光が当たらないところに移動させて様子を見るといいでしょう。

一方で日光が不足して元気がないときには、室内で様子を見ることがポイントです。

日光が不足しているからと言って、急に日当たりのいいところに場所を移すと、環境の変化に対応できずに枯れてしまうことがあります。

室内で様子を見るときには、窓際のレースのカーテンなどがあるところに設置するのがおすすめになり、適度に日光が当たるようになれば元気を取り戻してくれるでしょう。

育てている環境が原因で花が枯れそうなときのケア方法

花を育てているのが冬の場合は、冷たい外気が当たるところに置いてしまうと花が枯れてしまうことがあります。

室内でも玄関先や窓際などの温度が下がりやすい場所は、冷たい風が入りやすいので注意が必要です。

冬は長時間日光に当たるわけではないので、日中は日光が当たりやすいところに設置して、日中以外は冷気が当たらない場所に置きましょう。

寒い時期に植え替えをしてしまうと、花に負担がかかってしまうので、冬は植え替えや剪定などは控えましょう。

春から夏などに植え替えを行い、肥料をあげ過ぎたときは根焼けを起こし、花に元気がなくなっていることもあります。

根焼けを起こしたときは根についた土を落とし、変色した根や腐っている部分をハサミで切り落としましょう。

そして植物が好む状態の土を用意して植え替えをしてあげると、再びキレイな花が咲くようになります。

害虫が原因で花が枯れそうなときのケア方法

害虫が原因で花が枯れてしまったときは、害虫の種類や花の状態によってもケア方法が異なります。

風通しが悪いとジメジメして、害虫が寄ってきてしまうこともあるので注意しましょう。

花には問題がなく、葉っぱだけが枯れてしまったときには、剪定をすると枯れた状態を復活させることができます。

花が弱っているのか葉っぱだけが枯れてしまったのか判断が難しい場合は、枝を切ってみましょう。

枝を切ったときに切り口からイキイキしたものが確認できれば、花が完全に枯れてしまったわけではないので、再びキレイな花を咲かせてくれるでしょう。

剪定以外には殺虫剤入りの肥料を与えることで花がその成分を吸収し、害虫が寄りつかないようにすることができます。

殺虫剤入りの肥料の中にはニオイが少なく、使いやすい粒剤タイプ、長時間効果が続くもの、薄めずにそのままスプレーするタイプなども販売されているので、害虫を寄せ付けないようにすることも大切です。

花鉢が枯れてしまう原因にもいくつかあるのですが、それぞれのトラブルによってケアする方法があります。

花をしっかり見ていれば枯れてきたタイミング、元気がないと思ったタイミングでケアできるので、完全に枯れる前に対処することができます。

1度完全に枯れてしまうと修復が難しいものでも、早急に対処すれば再びキレイな花を咲かせてくれるので、花鉢を育てるときは花の育て方や基礎知識だけでなく、トラブルに関するケア方法について知っておくと花を枯らせることもなくなるでしょう。

花が枯れることがなくなれば、庭やベランダがキレイな花で埋められて彩が良くなりますし、育てる楽しみも増えると思います。

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