サクマ フラワーノート

お花屋さんで切り花を購入するときのポイントと夏のお手入れ方法

お花屋さんではキレイな花がたくさんあり、切り花を購入するときもどれにしようか迷ってしまうことが多いです。
お花屋さんはどんなに件数が多いわけではないのですが、お店を選ぶときは出来るだけたくさんの花があるところがいいと思っている人が多いです。
しかし、お花屋さんを選ぶポイントは種類だけでなく、キーパーと呼ばれる冷蔵庫があるかによって判断しましょう。
そこで、お花屋さん選びのポイントをいくつか見ていきたいと思います。

キーパーがあるお花屋さんは切り花でも鮮度管理が行き届いている

キーパーは冷蔵庫のようなもので、中の温度を一定に保つことによって花が長持ちすると言われています。
もちろん花によっても設定温度は異なるのですが、大体キーパーで花を管理する場合は10~15℃くらいで設定されています。
花にとって適切な温度を保つことによって、鮮度が高くキレイな花を購入することが出来るので、お花屋さんを選ぶときはキーパーがあるところを選びましょう。

お花屋さんによってはキーパーに入っている花をそのまま販売するところもあるのですが、これではキーパー内の温度と部屋で飾った際の温度差がありすぎて、花が咲きすすんでしまう可能性があります。

花の鮮度を見分けるポイント

切り花として生ける花を購入する場合、お部屋などで楽しむ期間を考えるとより鮮度の高い花を購入したいと思うのが一般的です。
鮮度の低いお花を買ってしまうとお部屋で楽しむ期間も短くなってしまうので、できるだけ鮮度の高い花を購入しましょう。
花の鮮度を見分けるポイントはいくつかあり、キーパーに入っている花が活き活きとしているか、咲ききった花が置かれていないか、根元がヌルヌルしたものがないかをチェックしましょう。
キーパーの花は鮮度を保つために入れられていて、比較的鮮度の高いものが入っているケースがほとんどです。
よって、花の鮮度を見分けたいのであれば、キーパーに入っている花を見てお花屋さんを選ぶのがポイントです。
また、咲ききった花や根元がヌルヌルした花は、お部屋で楽しめる期間が短くなってしまう恐れがあるので、別の花を購入したほうがいいでしょう。

お花屋さんに新鮮な花が並ぶときはいつ?

通常花はセリによって仕入れたり、仲買卸から仕入れることもあります。
セリによって花を購入している場合は月曜日、水曜日、金曜日にセリが行われるので、鮮度の高い花を購入する場合は火曜日または土曜日がおすすめです。
比較的高い頻度でセリにより花を仕入れている場合は、常に鮮度の高い商品が置いてあるので、お花屋さんを選ぶときや花を購入する際のポイントとして覚えておきましょう。

長持ちする花の種類とは?春から夏にかけて楽しめる花

春から夏にかけて楽しめる花はたくさんあるのですが、その中でも切り花として楽しむのであれば長持ちする花を選ぶのがおすすめです。
お部屋で切り花を楽しむ場合は適度にお花を変えたいという人もいるのですが、頻繁にお部屋の切り花を購入する場合はコストがかかってしまうため、少しでも長持ちする花を選んだほうがいいでしょう。

*長持ちする花
・アルストロメリア
・ユリ
・スターチス
・カーネーション
・ヒマワリ
・トルコギキョウ
・ネイティブフラワー など

アルストロメリアは花や蕾が放射状に開くことでとても華やかな花です。
切り花としてお部屋に飾れば、お部屋のイメージが一変し華やかになるでしょう。
開花時期は大体3~6月程度で、お花屋さんでよく見かける時期は4~5月程度です。

ユリは多年草で水揚げがいいことから、暑い時期でも長持ちさせることが出来る花です。
一部の種類は5~7月程度に開花するため、夏に切り花として生けたい場合におすすめです。

カーネーションは母の日に贈る花てして知られているのですが、開花時期は4~7月程度、9~11月程度があるので、長期にわたって同じ花でお部屋を飾ることが出来るでしょう。

トルコギキョウは花の形がトルコ人のターバンを連想させる花で、開花時期は5~9月程度と言われています。
種類やカラーがたくさんあるので、切り花としてお部屋を飾る際にもさまざまカラーで楽しめるでしょう。

切り花を長持ちさせるポイント:その①水分のあげ過ぎに注意

花は人間と同じで生きています。
花を長持ちさせることが出来れば頻繁に切り花を購入する必要もないので、コストを抑えながらお部屋を飾ることが出来ますよ。
切り花は水分が命と思っている人が多いのですが、水分をあげ過ぎてはいけません。
切り花を購入した際はハサミで茎の部分を斜めに切り落とし、花が水分を吸いやすくするためにも下の余分な葉っぱを取り除いて花瓶に入れましょう。
水の量については水分が蒸発することも考えると、数センチ程度がベストです。
水の量が多いと水を変えるのを忘れてしまう可能性もあるので、毎日お水を変えるという習慣をつけるためにも数センチ程度の水を入れたほうが花が長持ちすると思います。

切り花を長持ちさせるポイント:その②毎日水切りをする

花は水分を吸うことでキレイな花を維持させることが出来ます。
ということは、花が上手く水分を吸うことが出来なくなれば、長持ちする花もすぐに枯れてしまいます。
よって、花を長持ちさせたいのであれば、花が上手く水分を吸えるように工夫してあげることが大切です。
切り花は水に浸かっている部分がヌルヌルしてくると、上手く水分を吸えなくなってしまうので、毎日水を変えることも大切なのですが、同時に水切りをして切り口をきれいに整えてあげることが大切です。
水切りをするときは切り口が乾かないように、水の中で1~2センチ程度切り落として再度生けましょう。

また、花の種類によっては水揚げをした際に、焼き上げをすることで花が長持ちする場合があります。
花の種類によって長持ちさせるポイントが異なるのでインターネットで調べたり、花のプロであるお花屋さんに長持ちさせるポイントを聞いて適切な対応を考えましょう。

切り花を長持ちさせるポイント:その③延命剤で細菌の発生を防ぐ

切り花はどんなに毎日水を変えていたとしても、細菌が発生しやすいため痛むスピードも速いです。
細菌の繁殖を防ぐには延命剤がおすすめで、バクテリアやカビなどの繁殖を防いでくれるので花を長持ちさせることが出来ます。
特に夏は部屋の温度が上がり、バクテリアやカビなどが発生しやすい時期となるので、延命剤を使ったほうがいいと思います。
延命剤には切り花を美しく保つ栄養成分が入っているので、毎日の水替えや水切りをしっかりと行えばすぐに花が枯れてしまうこともなく、長期間にわたって花を楽しめるでしょう。

まとめ

このようにお花屋さんで購入する花はプレゼントだけでなく、切り花としてお部屋に飾る人も多いです。
切り花として花を生ける場合は少しでも長く楽しめるように、鮮度の高い花を購入するのがおすすめです。
咲きすすんだ花はどんなにお手入れをしてもすぐに枯れてしまうので、蕾があるものや咲きすすんでいないものを選びましょう。
鮮度の高い花を購入したら花を長持ちさせるためにも、水のあげ過ぎに注意し毎日水を変えて、水切りをしてあげましょう。
毎日きちんとお手入れをしてあげることで花も長持ちさせられますし、延命剤を使えばより花をキレイに保てバクテリアなどの発生を抑えてくれますよ。
切り花を生けることが多いという人はお花屋さん選び、花選び、お手入れ方法などを実践してみてください。

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