敬老の日は毎年9月の第3月曜日と決まっています。

この頃になると、「おじいちゃん、おばあちゃんに何を贈ろうか」と考える方もいるのではないでしょうか。

小さい孫からのプレゼントであれば、似顔絵でも大切な宝物となるかもしれませんが、大人になってからは何をプレゼントすれば喜んでもらえるのか気になる点だと思います。

そもそも敬老の日とは何のためにあるのか、何をプレゼントすればいいのか分からないという人もいるかもしれません。

敬老の日がどんな日なのかを紹介しながら、どんなものをプレゼントすれば喜んでもらえるのかについて紹介していきます。

敬老の日とは

敬老の日とは、おじいちゃんやおばあちゃん、両親など大切な人へ「いつもありがとう」の気持ちを伝える日です。

敬老の日は昭和22年に兵庫県の多可郡野間谷村で、お年寄りを大切にしてお年寄りの知恵を生かした村作りをしようという考えから、「としよりの日」が提唱されることになりました。

これを境に、昭和25年頃には兵庫県全体に広がっていき、全国へと広がっていきました。

その後、昭和39年に「老人の日」と改称され、昭和41年には「敬老の日」となりました。

敬老の日のお祝いは老人福祉法により、65歳以上の高齢者からとされているのですが、最近では40代の方でもおじいちゃん、おばあちゃんになる人もいるため、年齢に関係なく祖父母には感謝の気持ちを伝える日になっています。

第1位【名前が入ったギフト】

自分の孫や子供からもらったプレゼントは、たとえどんな物であったとしても嬉しいことでしょう。

しかし実用的なものをプレゼントしたい、喜んでもらえるプレゼントを贈りたいというときには、おじいちゃんやおばあちゃんの名前が入ったギフトをプレゼントしてはいかがでしょうか。

年配になればなるほど、コーヒーや熱いお茶などを飲む機会が多くなるため、敬老の日のプレゼントとしては名前が入った湯呑やコーヒーマグカップなどをプレゼントしても良いかと思われます。

ご飯を食べるときに使う箸やストラップ、メガネケースやお茶碗などに、おじいちゃんやおばあちゃんの名前を入れてプレゼントしてみるのもいいでしょう。

こういったプレゼントであれば、毎日使うたびに思い出してもらえますし、大切に使おうと思ってもらえるはずです。

第2位【花】

敬老の日のプレゼントとして選ばれているのは、プレゼントの定番とも言える「花」です。

花にはそれぞれに花言葉がありますので、「いつもありがとう」という感謝の気持ちを伝えたいというときや、「長生きしてね」という意味を込めてプレゼントを贈ることができます。

感謝の気持ちを伝えたいのであれば、ピンクのバラやカスミソウ、カーネーションやスノードロップ、ピンクのガーベラや赤のポピー、カンパニュラなどの花が挙げられます。

カンパニュラは初夏の季節に咲く花になり、色合いが淡くて可愛らしい花でもあるのですが、開花の時期が5～7月なので、敬老の日にはプレゼントできない可能性が高いようです。

1年を通して花屋さんに並んでいる花であれば、時期を選ばずに購入できるので、敬老の日に感謝の気持ちを込めて花を贈りたいときには、バラやガーベラなどの花を選ぶことがおすすめです。

「長生きしてね」という気持ちを込めたいのであれば、アラマンサスやセンニチコウ、松の花などが良いでしょう。

こういった花には不老長寿という意味があるので、敬老の日のプレゼントにはぴったりです。

さらに松の花には永遠の若さという意味もあるので、おばあちゃんにプレゼントすると、とても喜んでもらえるでしょう。

花をプレゼントするときは複数の花を混ぜて花束にしたり、フラワーアレンジメントとして贈るのも良いかと思います。

第3位【スイーツ】

敬老の日のプレゼントとして、最近ではスイーツも選ばれています。

ふとした瞬間や疲れたときなどに甘いものが食べたくなることもあるかと思いますので、和菓子や洋菓子、クッキーやチョコレートなどを贈ってみるのはいかがでしょうか。

和菓子と言っても賞味期限が短いものもあり、機嫌が短いものをたくさんプレゼントしてしまうと、食べきれなくて困ってしまうこともあるでしょう。

そういうときは和菓子でもたくさんの種類を味わってもらえるように、詰め合わせにして贈ってみるのはいかがでしょうか。

第4位【贅沢ギフト】

高齢の方でも、たまには贅沢な物を食べたいと思ってしまうことがあり、敬老の日のプレゼントとしてグルメギフトも選ばれています。

9月は食欲の秋とも言われているように、食欲が増す時期でもあるので、干物の日持ちがする物がいいでしょう。

ステーキやしゃぶしゃぶ用のお肉、カニなどをプレゼントしてはいかがでしょうか。

第5位【メッセージ入りギフト】

メッセージ入りのギフトは、恥ずかしくて直接言えない気持ちを素直に伝えることができるため、敬老の日のプレゼントとしても選ばれています。

メッセージと一緒に似顔絵などを描いてもらって一緒にプレゼントすると、部屋に飾っても映えますし、一生の宝物となるでしょう。

メッセージ入りのギフトは滅多に壊れたりするものではありませんので、長きに渡って楽しんでもらえますし、いつまでも思い出に浸ることができるでしょう。

敬老の日で喜ばれるプレゼント

敬老の日のプレゼントとして選ばれているのは、名前が入ったギフトや花、スイーツなど他にも様々な物があります。

おじいちゃん、おばあちゃんによっても好みが分かれるので、選ぶものに差があるとは思いますが、健康グッズなどをプレゼントしても喜んでもらえるでしょう。

高齢者は、買い物や散歩のとき以外は外に出る機会も少ないかもしれませんが、若いおじいちゃん、おばあちゃんの場合は、健康にも気を遣って普段からジョギングやランニングなどをしていることもあります。

健康グッズとしてはスニーカー、ストレッチ用品、ダイエットグッズ、ネッククーラーなどがおすすめです。

健康を維持するためには運動はもちろん、十分な睡眠も必要になりますので、安眠グッズなどをプレゼントしてみるのもいいでしょう。

安眠グッズとしては枕はもちろん、肌触りの良いパジャマや抱き枕、抱かれ枕やネックピローなどがおすすめです。

年齢を重ねていくと血行が悪くなり、肩こりなどを起こしやすくなるので、ネックピローなどで頭を支えて、快適に過ごせるものをプレゼントしてみるのもいいかもしれません。

さらに避け好きなおじいちゃんにはお酒をプレゼントしたり、お酒を飲むときのグラスやタンブラーなどをプレゼントしても喜んでもらえるでしょう。

花が好きなおばあちゃんには鉢植え、疲れが溜まりやすいおばあちゃんには足枕、マッサージ機、ブランドのバッグや見た目が可愛らしいケーキなどをプレゼントすると喜んでもらえるのではないかと考えられます。

敬老の日は普段の感謝の気持ちを伝える日なので、おじいちゃん、おばあちゃんの特別な日としてプレゼントを用意しましょう。

紹介した物以外でも、趣味に関する物や興味がある物などをプレゼントしても喜んでもらえるのではないかと考えられます。

プレゼントするときにはサプライズで渡すのもいいですが、さりげなく手渡しをして相手の反応を窺ってみるのも面白いかもしれません。

実家が遠くて手渡しができないというときには宅配でプレゼントを贈り、テレビ電話などで顔を見ながら「いつもありがとう」と言葉を添えてあげましょう。

プレゼントだけでなく言葉をかけてもらうことで、おじいちゃんやおばあちゃんにもその気持ちが伝わると思います。