
胡蝶蘭をもっと長く楽しむために―贈りもの胡蝶蘭の植え替えガイド
こんにちは、フラワーショップサクマです。
開店やお祝いなど、大切な節目にいただくことの多い胡蝶蘭。
華やかな花姿が、お部屋やオフィスを一気に明るくしてくれますよね。
「せっかくいただいた胡蝶蘭を、来年も楽しみたい」
そんなお声にお応えして、初心者さんにもやさしい植え替え方法をご紹介します。
胡蝶蘭の植え替え ― おすすめのタイミング
- 植え替えに最適なのは4月〜6月。
- 花が終わったすぐあと(花が落ちてから1週間ほど経って落ち着いた時期)がベストです。
用意するもの
- 胡蝶蘭用の新しい鉢(素焼きやプラ鉢)
- 新しい水苔かバーク(植え込み材)
- 鉢底ネット
- 清潔なハサミやピンセット
- ゴム手袋など
植え替えの手順

- 水やりを控えて根を乾かす
植え替え日の1週間ほど前から水やりを減らし、根を傷つけないよう準備しましょう。 - やさしく鉢から取り出す
鉢を傾けて、根を傷めないようゆっくり取り出します。無理やり引っぱらず、詰まっている場合は鉢を少し揉んでほぐしてください。 - 古い水苔やバークを取り除く
根に絡んだままの古い植え込み材を、傷んだ根とともに丁寧にはずします。 - 枯れた根や葉をカット
黒くなったり、傷んだ根・葉は、消毒したハサミで切っておきます。 - 新しい植え込み材でやさしく植え付ける
根のまわりに新しい水苔やバークをふんわり包み込むようにセット。
鉢が大きすぎるとかえって根が傷むことがあるので、少し小ぶりなものを選びましょう。 - 植え替え後はしばらく水やり控えめに
根が傷んでいる場合、すぐにたっぷり水をあげると根腐れの心配があります。1週間ほど水やりは控えめに。
長く胡蝶蘭を楽しむためのポイント
- 直射日光をさけて明るい室内に
(エアコンの風や急な温度変化は苦手です) - 水やりは10日〜2週間に1回が基本。土や水苔の表面が乾いたら、朝のお時間に与えるのが◎。
- 肥料は、根がしっかりと新しい鉢になじんでからで十分です。
さいごに
丁寧に植え替えた胡蝶蘭は、また次の季節に花を咲かせてくれます。
分からないことや心配な点があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
贈りもののお花も、ご自宅用のお花も――。
お花と過ごす日々が、もっと楽しく優しいものになりますように。