観葉植物の選び方とおすすめ
観葉植物はお部屋のインテリアとしても人気が高く、育てやすいものから高価なものまであり、種類も豊富で、水やりの頻度も異なります。
そこで、観葉植物の選び方や設置する場所、おすすめの種類について紹介します。
観葉植物とは
観葉植物は葉や草姿などを鑑賞する目的で育てられている植物のことで、主に熱帯や亜熱帯地方などが原産のものが多いです。
また、主に室内に飾ることが多く、部屋の雰囲気を明るくしたり、おしゃれに演出してくれるのでインテリアとしても非常に人気です。
ホームセンターや園芸店、インテリアショップなどでも取り扱いがあり、初めての人でも育てやすいものがたくさんあります。
観葉植物の選び方
観葉植物を選ぶときはどこに設置したいか、どのくらいの大きさまで育つものが好ましいかを考えて選ぶのがポイントです。
観葉植物の中には、とても大きく成長するものもあるので、あまり大きくなると困る場合は、大きくなりすぎないものを選びましょう。
観葉植物を初めて育てる人や虫がつくのを防ぎたい人は、土を使わない種類の中から選ぶのがおすすめです。
○窓際に置くなら日差しを好むものがおすすめ
出窓などに小さい観葉植物を置きたいのであれば、日差しを好む種類から探してみましょう。
乾燥に強いものや小まめな水やりが不要なものを選ぶと、手間もかからないのでおすすめです。
○野外で育てるなら暑さ・寒さに強い種類を選ぼう
観葉植物は室内で育てることが多いのですが、ベランダや庭先などの野外で観葉植物を育てたいという人もいます。
野外で育てたいときは、暑さや寒さに強い種類を選ぶのがポイントです。
観葉植物は熱帯・亜熱帯地方が原産のものが多いですが、寒さ・暑さに弱いものもあるので選ぶときには注意が必要です。
○初心者は育てやすいものを選ぼう
観葉植物を育てるのに慣れていない場合や、仕事で忙しくて水やりを忘れてしまう場合は、水やりの頻度が少ないものを選びましょう。
中でもポトスやチトセラン、ドラセナやコモチランなどは水やりが少なくて、比較的育てるのが簡単だと言われています。
○害虫が付きにくいものもおすすめ
部屋の中に植物を置く場合、虫がつかないか不安に思う人も多いでしょう。
観葉植物の中には害虫がつきにくい種類も存在しています。
害虫がつきやすいものだと駆除する手間がかかったり、害虫がつかないように工夫する必要があるのですが、害虫がつきにくい種類を選べば部屋の中でも安心ですし、手間もかからないので初めての人にもおすすめです。
人気がある観葉植物やおすすめの種類について紹介します。
パキラ
パキラは幹が編み込まれたような形状をしていて、高さ75~85cmと少し大きめの観葉植物です。
存在感のあるインテリアとしても使えて、部屋を明るくおしゃれに演出してくれます。
パキラは丈夫なので、初めての人でも育てやすいのがポイントです。
ガジュマルの木
ガジュマルの木は妖精が住むという太い根が印象的で、別名「多幸の樹」とも呼ばれています。
コンパクトなサイズで鉢でも育てることができ、耐久性もあるので初めての人でも育てやすい観葉植物です。
フィカス・ベンガレンシス
フィカス・ベンガレンシスは春~秋にかけて8~11日を目安に水やりするだけなので、とても手入れが簡単な観葉植物です。
さらに、冬は頻度を減らし土の表面が完全に乾いてから2~3日後にたっぷり水をあげればしっかり成長してくれるので、水やりを忘れがちな人にもおすすめです。
シェフレラ
シェフレラは中国南部から台湾が原産の観葉植物で、比較的乾燥した環境を好む傾向があります。
春から秋にかけては土の表面が乾いたら水をあげるのがポイントで、耐久性はあるのですが3℃を下回るときは室内に入れて育てましょう。
サンスベリア・ハニー
サンスベリア・ハニーは高さ20cm程度の小さな観葉植物で、乾燥に強くて湿気に弱い性質があります。
水やりしすぎると枯れる原因となってしまうので注意が必要です。
水やりの頻度は、土の表面が乾いてから2~3日後に行うのがポイントです。
ツピタンサス
ツピタンサスはとても丈夫な植物で、大きくなるのが特徴です。
春~秋にかけては土の表面が乾いたらたっぷり水をあげ、気温が低いときは土の表面が乾いてから2~3日後に水をあげましょう。
ゴムの木
ゴムの木は観葉植物の中でも、比較的水やりの回数が少なくて育てやすい種類です。
楕円形の鮮やかな葉っぱがきれいで、部屋がパッと明るくなるため人気があります。
乾燥に強いので、土の表面が乾燥してから2~3日後に水やりをしましょう。
エバーフレッシュ
エバーフレッシュは適温が20~25℃です。
耐久性が低いため、5~10℃の気温が続くときは室内の日の当たるところに設置しましょう。
この種類は風通しが悪いところやエアコンの風が直接当たるところに設置してしまうと、枯れてしまうことがあるので注意しましょう。
モンステラ
モンスラは葉がハート形をしているのが特徴で、寒さに強く耐久性があるため室内でも育てやすい種類です。
水やりの頻度は土の表面が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷり水をあげ、時々霧吹きなどで葉にも水をあげるのがポイントです。
葉の裏側まで水を吹きかけると害虫予防になります。
アレカヤシ
アレカヤシは細長い葉が噴水のように見えるのが特徴で、観葉植物としても人気がある種類です。
室内であれば30cmから1m程度の大きさまで育ちます。
水やりの頻度は土の表面が乾いてから2~3日後にするだけなので、初心者にもおすすめです。
テーブルヤシ
テーブルヤシは10~50cm程度の大きさまで育ち、野外で育てた場合は高いもので5mくらいになるものもあります。
こちらの種類は中南米が原産で、耐陰性が高いため室内でも育てやすい種類と言われています。
やや湿り気を好む傾向があるので、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水をあげましょう。
ポトス
ポトスは亜熱帯地方原産で、葉の寿命が長いのが特徴です。
観葉植物は新しい葉が出ると古い葉が枯れてしまうものもあるのですが、ポトスは枯れずに残るのも特徴です。
春夏は2~3日に1回水やりをして、秋冬は週に1回程度が目安になります。
葉が乾いているときは、霧吹きを使って葉にも水をあげましょう。
水をあげすぎると根腐れしたり、土の表面にカビが発生することもあるので注意しましょう。
アイビー
アイビーは観葉植物や寄せ植えにも使われることがあり、建物の外壁などに生えていることが多い種類です。
この種類は手のひらのような形の葉が特徴で、繁殖力が極めて旺盛で四方八方につるを伸ばす性質があります。
ベランダや庭先で育てたいのであればアイビーが良く、サイズが小さいうちは小さい鉢に入れて窓際などで育てるのもいいでしょう。
観葉植物は大きく育つものから小さいものまで様々で、寒さや乾燥に強いもの、害虫がつきにくいものなどもあります。
部屋の印象をパッと明るくしてくれるのでインテリアとしても人気がありますが、初めて育てる場合は水やりが簡単なものを選ぶことがポイントです。
水やりの頻度が少ないものだと仕事で忙しくて水やりを忘れてしまい、枯れてしまうこともあるので注意しましょう。
乾燥に強い種類なら、少しの間は水やりを忘れても枯れてしまう可能性が低いのではないかと考えられます。