サクマ フラワーノート

ぷくぷく可愛い『多肉植物の世界』

部屋が殺風景で緑の植物を置きたいと思っている人は少なくありません。

観葉植物などは水やりが面倒に感じたり、虫が出たり、処分するときにも大変そうだということから嫌煙されることも多いのですが、その点多肉植物なら小さくて水やりも簡単なので、観葉植物に比べて育てやすいのが特徴です。

そこで、多肉植物の種類や水やりの頻度、植え替えのポイントなどについて紹介していきます。

多肉植物の購入を検討している方は参考にしてください。


多肉植物とは


多肉植物は北アフリカや南アフリカをはじめ、その付近の島々の乾燥地域出身の植物です。

見た目はぷっくりとしていて、全体的に丸みがあるものからトゲトゲしているものなどもあり、不思議な形をしているものもあるので、見ていてとても可愛い植物です。


多肉植物の種類


多肉植物は日当たりが良い場所を好むもの、夏は半日陰で育てた方が良いもの、冬は室内で育てた方が良いものなど色々な種類があります。

主に「エケベリア属」や「モニラリア属」、「セダム属」や「カランコエ属」などの種類が存在していて、初心者でも育てやすいものがたくさんあります。

エケベリア属はバラが咲いたような形が特徴で、葉全体がぷっくりしていて寄せ植えなどでも活用されることが多いです。

季節によっては、葉の先端が赤く色づいてくることもあります。

モニラリア属はピースサインをしているような形をしていることから、「ウサ耳」や「ウサギの耳」とも呼ばれています。

こちらは多肉植物では珍しい冬に成長期を迎える種類で、春と秋にはウサ耳の先端に白やピンクの花を咲かせます。

センペルビウム属は花が咲いたような形をしていて、寒さに強い種類なので、冬は野外でも育てることができます。

しかし、この種類は高温多湿が苦手なので、梅雨時期や夏は室内の風通しが良い場所で育てましょう。


水やりと頻度


春秋型の多肉植物は、生育期となる春と秋に土の表面が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷり水をあげるのがポイントです。

頻度としては冬は1ヶ月に1~2回程度、夏は1ヶ月に3~4回程度水やりをしましょう。

夏型の多肉植物は生育期に当たる5~9月頃は、土の表面が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷり水をあげることが大切で、冬場は休眠期となるため水を与えないようにしましょう。

冬型の多肉植物は生育期に当たる11~4月頃は、土の表面が乾いたらたっぷり水をあげるのがポイントで、夏は断水または乾燥気味で育てると良いでしょう。

多肉植物に水をあげるときは、夕方から夜間が良いとされています。

それは多肉植物は日中に気孔を閉じる性質があり、水分の吸収率が下がるからだと考えられています。

吸収されなかった水分は土の中に残り、根腐れの原因となるので水をあげるタイミングには注意しましょう。


植え替えのタイミング


多肉植物を植え替えするときは植物の成長を妨げないためにも、成長期に入る少し前に行うと良いでしょう。

植え替えに適している時期は3~5月、または9~11月頃で、真夏や梅雨時期、寒い時期はなるべく控えましょう。


寄せ植えのポイント


多肉植物は1つ1つの種類を育てるのも楽しいのですが、寄せ植えするとインテリアとしてもオシャレですし、可愛い状態で飾ることができるのでとてもおすすめです。

寄せ植えするときは「春秋型」、「夏型」、「冬型」など生育時期が同じものを選ぶと、水やりの頻度が同じになります。

そのため水をあげすぎて根が腐ってしまったり、枯れてしまうこともなくなるでしょう。


インテリアにもピッタリな入れ物


植え替えや寄せ植えをするときは、インテリアにピッタリなものを選ぶのも多肉植物を育てる楽しみの一つです。

カントリー調の木箱であれば、多肉植物の緑や赤などのカラーがより引き立てられますし、家具などの相性もピッタリです。

多肉植物を育てる人の中には、じょうろ型のポットや空き缶、陶器の入れ物やガラス製のコップなどを使って植え替えや寄せ植えする人もいます。


多肉植物を育てるときの注意点


多肉植物はとても可愛らしくて植え替えや寄せ植えなどで楽しむことができますが、花芽や柔らかい部分に害虫からの被害を受けやすいので、育てるときは注意が必要です。

多肉植物を育てるときは、根腐れにも注意しましょう。

根腐れを起こすと幹が柔らかくなったり、葉が落ちやすくなる、葉っぱの色が茶色または黄色になったりするので、根腐れを起こしていないかチェックしましょう。

害虫が発生したときの駆除方法や、根腐れを起こしたときの対処法について知っておきましょう。

〇ハダニ

ハダニは気温が高いところや乾燥している場所に発生しやすく、植物の葉から栄養を吸収するのでハダニがつくと多肉植物が枯れてしまう可能性があります。

ハダニがついてしまった場合はお酢を水で10倍に薄めたものを直接吹きかけて駆除し、日頃から葉の裏側まで霧吹きすることで予防できます。

〇カイガラムシ

カイガラムシとはカメムシの一種で、風通しが悪い環境だと発生しやすくなります。

この害虫は植物の枝や茎、葉などに寄生して栄養を吸収します。

カイガラムシは硬い殻を被っていて、枝や茎などにしっかりくっついているのでピンセットを使って一匹一匹取り除きましょう。

〇アブラムシ

アブラムシは春から秋にかけて発生しやすい害虫です。

植物の葉にくっついて栄養を吸収し、植物全体を弱らせてしまうので、見つけ次第駆除しましょう。

駆除方法としては粘着性のあるテープで取り除くのがおすすめで、大量のアブラムシがついているときは水で洗い流しましょう。

〇ナメクジ

ナメクジは多湿を好む傾向があるので、春から秋にかけて発生しやすい害虫です。

ナメクジはおろし金のような多数歯の舌を持つ害虫で、植物を削り取るように食べてしまうので、植物の元気がなくなってしまう可能性があります。

ナメクジは塩を振って弱らせることもできますが、植物に悪影響を及ぼしてしまうこともあるのでピンセットを使って取り除くと良いでしょう。

〇ネジラミ

ネジラミは乾燥した土の根につきやすい害虫です。

根っこに白い粉のようなものがついているときは、ネジラミの被害に遭っている可能性があります。

白い粉が付いているときは水で根っこをよく洗い流し、薬剤を溶かした水につけて再度清潔な土に植え替えてあげましょう。


根腐れを起こしたときの対処法


多肉植物が根腐れを起こしたときは、消毒したハサミで弱っていない部分をカットしましょう。

根腐れを起こしてしまった根っこは、復活することは少ないので処分してください。

カットしたものは葉を数枚間引いて、茎を土に植えてあげると再度復活してくれる可能性があります。

多肉植物は1つ1つ個性があり、種類も豊富です。

植え替えや寄せ植え、入れるものなどを探すのも醍醐味の一つで、部屋に飾っても可愛いですし、水やりも頻繁でなくても育てやすいことから、多くの人から高い評価を得ています。

多肉植物を育てるときは水やりや頻度に注意したり、時々害虫がついていないか葉っぱをチェックしてみましょう。

水やりの頻度が多かったり、水やりする時間帯によって根腐れを起こしてしまうこともあるので、葉っぱの状態や色などを見ながら根腐れを起こしていないかも確認しましょう。

根腐れを起こしたときは適切に対処して、元気なまま残っている部分を土に植えるとまた元気に大きく育ってくれます。

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